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平成28年8月 第42回臨時会招集あいさつ(町長職務代理者)

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 おはようございます。
 伊方町議会 第42回臨時会の開会に臨み、一言ごあいさつ申し上げます。

 町議会の皆様方には、日頃から町政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 さて、早速、皆様にご報告申し上げます。

 突然の出来事で私自身も驚いているところでありますが、今朝、山下町長のご家族が私を訪ねておいでになり、町長の辞職願が提出され、先程、吉谷議長にお届けしたところでございます。
 なお、山下町長の突然のご判断について、町長のお考えを記された手紙をお預かりしておりますので、皆様にお許しいただき、読み上げさせていただきます。

『 退任のごあいさつ

 本日、吉谷町議会議長様に、町長としての辞職願を提出させていただきました。

 町議会議員の皆様並びに町民の皆様には、去る4月13日の入院以来、大変ご心配をお掛け致しており、また、町長としての職務を果たせず、ご迷惑をお掛けしておりますことを、心から深くお詫び申し上げます。
 また、これまでの間、寛容な心でもって見守って頂きまして、心からお礼を申し上げる次第でございます。

 さて、私の病状につきましては、これまでにも副町長からお知らせ頂いておりますように、去る4月13日の入院で、自覚症状が無いまま隠れ脳梗塞の状態が進行していたことが明らかとなり、入院中に再び発症いたしまして、その後遺症に対するリハビリのため、入院期間が長引いているところでございます。

 私自身、『一日も早く公務に復帰しなければならない』との思いから、毎日のリハビリに取り組んで参りましたが、今も言語機能の障害から、十分な会話が出来ない状況で、リハビリによる回復の手ごたえも得られないまま、焦る気持ちが募るばかりの日々を重ねております。

 一方、入院中において、私が最も気掛かりとしてきた伊方発電所3号機の再稼働については、当初の日程に多少の遅れが生じたものの今月12日からの作業についてはトラブルもなく順調に進んでいるとの報告を受けまして、大きな山を越したものと、安堵の胸をなでおろしているところであります。

 このような状況での入院生活も、既に4ケ月が経過してしまいました。
 未だに退院の見通しが立たない状況の中、私の入院生活が長引くことは、伊方町の町政を停滞させることになり、ひいては町民の皆様方にご迷惑をおかけすることになりかねません。

 従いまして、今私が成すべきことは、自分自身の出処進退について正しく判断し、自ら身を処するほかにないとの考えから、本日をもって町長の職を辞することを決意いたしました。

 振り返りますと、平成26年4月の町長選挙において、多数の皆様方から身に余るご支援をいただき、伊方町長として3期目となる4年間の任期を頂いたにも関わらず、私の不徳の致すところにより、このような形で任期途中での退任となりましたことは断腸の思いであり大変申し訳なく思っております。

 これまで町政の推進にご理解とご協力を頂きました町議会議員の皆様方並びに町民の皆様方に深くお詫び申し上げますと共に、これまでの温かいご厚情に対し心から感謝し、重ねてお礼を申し上げる次第でございます。

 この度は、突然のお願いとなりご迷惑をお掛けいたしますが、心中お察しいただき、何卒、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 平成28年8月29日  伊方町長 山下和彦 』

 以上でございます。

 議会の皆様方におかれましては、山下町長の心中をお察しいただき、町長の申し出につきまして適切にご判断を賜りますよう、お願い申し上げます。

 なお、町民の皆様方に対しましては、改めて町長のお考えをお聞きいたしまして、来月発行の「広報いかた」に退任の挨拶を掲載させていただきたいと考えますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 さて、今臨時会にご提案いたします案件でございますが、

・報告事項 1件
・工事請負契約に関する議案 8件、としておりますが、

加えて、先ほどの山下町長の辞職の申し出につきまして、ご審議をお願いする必要が生じております。

 会期中よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。