ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ町長室へ > 町長あいさつ > 令和7年度 > 令和7年9月 第82回定例招集あいさつ

本文

令和7年9月 第82回定例招集あいさつ

記事ID:0025410 印刷ページ表示

 本日、ここに、伊方町議会第82回定例会を招集しましたところ、議員各位には、何かとご多忙の中、ご出席を賜り、感謝を申し上げる次第でございます。

 また、日頃から、町政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 まず、国政についてです。一昨日、石破総理が突然の退陣を表明されました。物価高騰対策や農業政策、災害対策など、様々な課題を抱える中、まだまだ道半ばでの、苦渋の決断だったと思います。これまで、国の安定と国民生活の向上のためにご尽力されたことに対して、深く敬意を表する次第であります。これから国政は新たな局面を迎えますが、町としては、今後の国の動向をしっかりと注視しつつ、町として計画している施策の取り組みを円滑に推進し、住民の皆さまの、暮らしの安定のために尽くしてまいりたいと考えております。

 さて、9月に入り、朝夕は少しずつ過ごしやすくなりましたが、まだまだ残暑厳しい日が続いております。町内では柑橘の収穫作業など、大変忙しい時期を控えておりますが、一方では台風シーズンでもあります。近年は、台風の大型化や集中豪雨など、これまでの常識を超えた自然の猛威によって、甚大な被害が発生する傾向がございます。

 これまでも、前線の影響による記録的な大雨や台風の影響により、全国各地に甚大な被害をもたらし、特に8月の大雨においては九州地方をはじめ、各地で起きた河川の氾濫や土砂崩れ、また、先日の静岡県での突風、竜巻などにより、人的被害や住家被害が相次いで発生しました。亡くなられた方々に対して、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 また、一昨日は、伊方町で震度6弱の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で、町の総合防災訓練を行いました。各地区の自主防災会による高台への避難訓練には、多くの皆さまにご参加をいただき、参加された皆様には、有事の際の避難経路や、各自がとるべき行動、また集落単位での共助活動などについて確認を行っていただきました。今後とも、このような訓練を繰り返し行い、地域全体の防災力の強化に努めて参りたいと考えております。

 さて、夏のイベントですが、きなはいや伊方まつりにおいては、「今年のまつりは「愛」でいっぱい」をテーマとし、毎年人気のフロートランや魚のつかみ取り、マルシェコーナーや歌謡ショーなど、約6,000人の来場者で賑わっていただきました。

 また、瀬戸の夕凪まつりにおいても、高校生による書道パフォーマンスや三輪車レース、ジップラインなど、約1,200人のご来場をいただき、こちらも大盛況のうちに終えることができました。イベントの運営にあたり、ご協力をいただいた関係者の皆様には、この場をお借りして、厚くお礼を申し上げます。

 今後とも、観光施設の充実やイベントなどを通じて、町のPRを行い、町内外から、佐田岬半島の魅力を深く知っていただけるよう、努めたいと考えております。

 次に、今定例会の補正予算に盛り込んでおります、主な内容につきましては、

・公営住宅湊団地の火災跡復旧事業費

・伊方消防署の建設事業に係る追加経費

・三崎高校の教員や公営塾の講師の町内居住を促進するための教員住宅整備費

・町民グランド実施設計費 

などを計上いたしておりますので、ご審議のほど、よろしくお願を申し上げます。

 さて、今定例会に提案をいたします案件は、報告2件、条例改正3件、契約の締結3件、令和6年度決算認定8件、令和7年度補正予算4件でございます。

 いずれも、町政を進めるうえで、非常に重要な案件でございます。

 会期中、よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますよう、お願いを申し上げ、招集のあいさつといたします。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。