就任のごあいさつ

　このたびの伊方町長選挙におきまして、町民の皆さまの温かいご支援をいただき町長に再選されました。これから4年間、引き続き町長の重責を務めさせていただくことに、あらためて身の引き締まる思いです。

　これまでの4年間では、「融和と発展」を掲げ、さまざまな課題に取り組みながら伊方町の町づくりを推進してまいりました。地場産業である「農林漁業、観光の振興」、子育てナンバーワンのまちを目指す「子ども・子育て支援」や「教育環境の充実」。さらには「空き家・移住定住対策」、住民の皆さまが安心・安全に暮らすことのできる「防災・生活支援対策」など、さまざまな政策に取り組んでまいりましたが、伊方町の持つ無限の可能性と、同時に抱えているさまざまな課題の重大性を強く感じています。

　また、今年2月より新型コロナウイルス感染症が拡大し、地域経済や住民の皆さまの生活に多大な影響を与えている状況です。町では、影響を受けた事業者の方や住民の皆さまに対し支援を行っているところですが、まだ終息の時期が見通せません。今後も住民の皆さまの暮らしを守るため、引き続き国・県と連携し、対策に努めてまいります。

　これからの4年間では、人口減少、少子高齢化、農林漁業の振興、観光振興、原子力発電所への対応など、山積している課題にスピード感を持って取り組む所存です。特に人口減少、少子高齢化に対応するための福祉政策については、喫緊の課題であると感じており、高齢化先進地として、他のモデルとなるような福祉のあり方を目指します。さらには、佐田岬半島の豊かな自然、長い歴史の中で受け継がれてきた伝統や文化を生かしたまちづくりを推進したいと考えています。そして、町民の皆さまが夢を持って暮らせる伊方町をつくり上げ、「未来への責任」をしっかりと果たしてまいります。

　今後とも町民の皆さまのご指導、ご協力を心からお願い申し上げまして、町長就任のごあいさつといたします。

　　　　　　　令和2年10月　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　伊方町長　高 門　清 彦