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平成30年12月 第55回定例会招集あいさつ

記事ID:0011526 印刷ページ表示

 本日ここに、伊方町議会第55回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、大変ご多忙の中、全員のご出席を賜り感謝を申し上げます。
 また、日頃から町政の推進に格別のご理解ご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 さて、今年も残すところあとわずかとなりました。

 今年1年を振り返ってみますと、やはり最大の出来事といたしましては「平成30年7月豪雨」であり、県内に甚大な被害が発生したところでございます。被災されました皆様に対しましては、改めてお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
 本町におきましては、幸いに人的な被害はありませんでしたが、南予用水の送水管の破損に伴います断水や、町道、農道、園地の崩壊等がありました。現在、順次、対策工事などを実施しているところでございます。
 日頃から「安心安全のまちづくり」には力を入れて対応をしておりますが、更に「ヘリポートの整備」、及び「防災カメラの設置」など新たな取り組みも進めており、今後も更に防災・安心安全対策について努めて参る所存でございます。

 その他、町政運営のこの1年に関しましては、農業・水産業等、地場産業の振興についてでございます。
 柑橘栽培を中心とした農業、豊かな海に恵まれた水産業の振興につきまして、各種事業に取り組んで参りましたが、今後とも、伊方の素材を活かした農漁商連携の特産品開発推進など、6次産業化も含めまして積極的に取り組んで参りたいと存じます。

 少子化・子育て対策につきましても、引き続き、町内で働くための環境づくり、安心して子育てが出来る環境づくりに取り組んで参りたいと考えております。
 そのためには「若い世代が魅力を感じる「しごと」を増やす」ための職場環境を整備することなどにも、取り組む必要があると考えているところでございます。

 空き家対策と移住・定住対策につきましては、町の空き家バンク事業が開始して2年となりまして、徐々にではありますが成果が出てきているところでございます。
 今後も引き続き、移住フェアの開催など佐田岬半島の豊かな自然環境のPRなどを始め、移住相談や移住・交流の取組みに積極的に取り組んで参りたい、伊方町のファンを増やしていきたいと考えております。

 観光振興につきましては佐田岬灯台の点灯から100年が経過をし、これからも町の観光のシンボルと位置付け、「はなはな」の整備、佐田岬ワンダービューの開催など、多くの方が伊方町に訪れていただけますように、様々な観光施設、観光事業の工夫や、魅力ある行事を実施をして参ります。

 以上のとおり、今年1年を振り返ってみましたが、いずれの事業につきましても町の重要施策といたしまして、今後におきましても積極的に取り組みを進めて参りたいと考えております。

 次に、伊方原子力発電所について申し上げます。
 伊方2号機につきましては、1号機に引き続き、事業者側として廃炉の判断がなされました。1号機と同様に、今後、廃炉計画の了承をもって、長期間に亘る廃炉作業となりますが、引き続き、安全を第一に取り組むように求めて参ります。
 また、3号機につきましては、運転差し止めの仮処分決定により計画外の長期停止となっておりましたが、異議審の決定によりまして、10月に定期検査を終え通常運転が再開されたところでございます。
 伊方発電所の運転につきましては、今後も日常の安心・安全を最優先に、適切な情報収集と情報公開に努めるなど、不断の取り組みを四国電力に求めて参る所存でございますので、議員各位には引き続き、伊方発電所の安全確保に対するご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、今定例会にご提案いたします案件でございますが、

・報告案件 1件
・条例の改正議案 7件
・平成30年度一般会計及び特別会計補正予算 5件
・工事請負契約の変更に関する議案 3件   でございます。

 いずれの議案も町政を進める上で、非常に重要な案件でございます。会期中よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願い申し上げ、私のあいさつといたします。
 よろしくお願いいたします。