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新春の佳き日を迎え、町民の皆さまに謹んで新年のお慶びを申し上げます。
平素より、町政の推進に際し温かいご支援とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、私たちの暮らす伊方町を取り巻く環境は大きく変化し、地域社会の持続性や安全性が改めて問われた一年でありました。国内外で災害が発生し、私たちもまた、防災の重要性を痛感させられる機会が多くありました。本町においても、気候変動に起因する豪雨や台風などの自然災害への備え、そして町の特性として欠かすことのできない原子力防災体制の強化に、全力を挙げて取り組んでまいりました。
申し上げるまでもなく町民皆さまの生命と暮らしを守ることは、町政の最優先事項であり、その根幹にあるのが「安全の確保」であります。
昨年は、国・愛媛県・四国電力との連携を一層強化し、発電所の安全対策の状況確認、緊急時の情報伝達手段の拡充、避難道路や避難施設の機能強化など、実効性のある原子力防災対策を積み重ねてまいりました。また、住民参加型の広域避難訓練を実施し、町民の皆さまとともに“自らの命を守る行動”を体験していただく機会を増やしたことは、大きな成果であったと考えております。
本年も引き続き、伊方町の未来を見据え、次の重点施策を中心に町政を推し進めてまいります。
1.防災・減災体制の総合的な強化
災害発生時に「確実に命が守られる仕組み」をつくるため、避難計画の実効性強化、広域避難先との連携強化、災害弱者支援の明確化など、多層的な安全対策をさらに推し進めます。また、避難道路の整備・落石対策・高潮対策など、あらゆる災害に備えるインフラの整備を進め、町全体の防災力を底上げします。
2.子育て・教育環境の充実と次世代育成
伊方町の未来を支える子どもたちが、安心して育ち、学べる環境を整えることは、町づくりの根幹です。保育・教育施設の環境整備、子育て世帯への支援拡充、学習の機会の確保、ICT教育の推進などを進め、若い世代が「伊方で子どもを育てたい」と思えるまちを目指します。
3.地域資源を生かした産業振興と観光拡大
温暖な気候、美しいリアス式海岸、豊かな海産物や農林資源など、伊方町は多くの魅力にあふれています。これらの地域資源を最大限に生かし、農林水産業の担い手支援、加工品開発や販路拡大、伊方ならではの観光コンテンツづくりに取り組み、地域経済を力強く支えてまいります。
4.高齢者・障がい者を支える福祉の充実
急速に進む人口減少、高齢化という課題に対し、地域で支え合いながら安心して暮らし続けられる体制づくりを進めます。地域包括ケアの推進、見守り体制の強化、交通支援など、誰もが暮らしやすい町を目指して施策を展開してまいります。
5.町民参加の町政と、透明性の高い情報発信
町民一人ひとりの声が町の未来をつくると考えております。町政情報の発信強化、住民との双方向の対話の場の拡大、若い世代の意見反映の仕組みづくりなど、町民参加のまちづくりを進めてまいります。
伊方町がこれからも「安心して暮らせる町」「誇りを持てる町」として発展するためには、町民の皆さま、関係機関、地域を支える方々と力を合わせることが何より重要です。本年も、町民の皆さまとともに課題に向き合い、未来を切り開いていく決意を新たにしております。
令和八年が、町民の皆さまにとって健康で平穏、そして実り豊かな一年となりますよう心より祈念いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。