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本日ここに、伊方町議会第74回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多忙の中、ご出席を賜りまして、感謝を申し上げる次第でございます。
また、日頃から町政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、季節は秋を迎えておりますが、まだまだ残暑厳しい日が続いております。町内では収穫の秋ということで、柑橘の収穫作業等、大変忙しい時期を控えておりますが、一方では台風シーズンでもあります。近年、地球温暖化による影響からか、台風の大型化や集中豪雨など、これまでの常識を超えた自然の猛威によって、全国各地で甚大な被害が発生する傾向があります。町では引き続き、消防など、関係機関と連携して防災力の強化に努めるとともに、有事の際の適切な防災情報の発信や避難所の運営など、住民の安心・安全に努めてまいります。
次に、夏のイベントでございます。きなはいや伊方まつりは、約5,000人、瀬戸の夕凪まつりは約1,300人のご来場をいただき、大盛況のうちに終えることができました。
佐田岬半島ミュージアムにつきましても、8月の入館者数約3,600人と、順調なすべり出しを見せております。今後とも、町内外から多くの方に訪れていただき、佐田岬半島の魅力を深く知っていただけるような運営に努めてまいります。
さらに今後は、「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」の開催を来月に控え、県内各市町で準備の最終段階となっております。本町においては、サイクリング交流大会が、町全体で盛り上がるよう、関係者一丸となって万全の準備をしてまいりたいと考えております。
また、新型コロナウィルスのワクチン接種につきましては、9月20日から、初回接種が終了したすべての年齢の方を対象に、町内の医療機関での個別接種が始まります。ワクチン接種によって約7割の死亡予防効果が確認されていることからも、特に重症化リスクの高い方に対しては、引き続き適切に接種を受けていただけるよう働きかけるとともに、医療従事者の皆様のご協力をいただきながら取り組んでまいります。
次に、今定例会の補正予算に盛り込んでおります、主な取り組みといたしまして、まず1点目は、長期化した新型コロナウイルス感染拡大や原油価格の高騰対策として、国の臨時交付金を活用し、町内での消費活動を喚起し、経済の活性化に資するためのプレミアム付き地域商品券事業、2点目は、亀ヶ池の水質改善を図るためのプロペラ式攪拌装置の導入経費、3点目は、災害はいつ起きるかわからないという考えのもと、夜間の避難環境整備にかかる予算を計上いたしております。
次に、伊方発電所についてです。昨年、四国電力から事前協議のあった、使用済み樹脂貯蔵タンクの増設計画につきましては、先の7月臨時会で取りまとめられた議会の意見等を踏まえ、「長期保管とならないよう、責任をもって計画的な搬出に努めること」「施設の安全管理を徹底すること」などを条件に、先月8日、事前了解いたしました。議員各位におかれましては、本計画の是非について、慎重審議を賜り、この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。今後とも伊方発電所の運営については、住民の安心・安全確保のため、緊張感をもって取り組むよう、四国電力に求めてまいりますので、引き続きご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
さて、今定例会に提案を致します案件でございますが、
・報告 3件
・令和5年度補正予算 3件
・令和4年度決算認定 10件
・契約 4件
・その他 3件でございます。
いずれも、町政を進めるうえで、非常に重要な案件でございます。
会期中よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、招集のあいさつと致します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。