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佐田岬半島の初盆行事

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「佐田岬半島の初盆行事」は名前のとおり、お盆の時期に初盆を迎える家を中心として行われているさまざまな行事や習慣です。

町内のご家庭や地域で行われているお盆のさまざまなしきたりや風習は、地域ごとにたいへん個性的で多様性に富んでいます。

代表的なものとして、瀬戸地域の川之浜・大久・大江地区に伝わる「おしょろ舟」、三崎地域の松地区に伝わる「モウナの人形回し」などがあります。

おしょろ舟(大久) 

(写真/大久地区のおしょろ舟)

モウナの人形回し(松)

(写真/松地区のモウナの人形回し)

 国の選択無形民俗文化財に

平成22年1月15日、文化審議会において文化庁長官に答申され、「佐田岬半島の初盆行事」が国の選択無形民俗文化財となりました。

国の選択無形民俗文化財の正式名称は「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」。つまり、記録に残す価値のある貴重な文化財ということです。

文化庁の発表資料によれば「我が国の盆行事、特に初盆の行事を考える上で貴重なもの」として選ばれました。

DVD 「佐田岬半島の初盆行事」について

平成26年度に、文化庁の「変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業」の一環で、一部の行事の記録映像を収めたDVDが作成されました。

DVD「佐田岬半島の初盆行事」普及編(約30分)/記録編(約90分)は、伊方町立図書館で視聴が可能です。

各地区の盆行事を見学される方へ

各地で行われている盆行事は、決して単なる見世物ではありません。

家族や地域の大切な仲間を亡くされたことを受けて、お盆の時期に昔から行われてきた大切な行事です。

もし行事を見学したり、写真や映像を撮影しようとする時は、きちんと地元や家族の方々から了承を得て、ルールを守り気持ちよく拝見できるよう心掛けましょう。