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鳥インフルエンザに関するお知らせ
鳥インフルエンザは、現在、我が国の近隣諸国において継続的に発生しており、これらの国から、渡り鳥が飛来してウイルスを持ち込む可能性があるほか、人や物を介した侵入も考えられます。また、ウイルスを保有したネズミ等の野生動物が鶏舎に侵入することによる感染の可能性もあるといわれています。
家きんを飼養している人は、ウイルスは常に身のまわりに存在するという前提のもと、消毒の徹底や、野生動物が出入りできそうな箇所を塞ぐなど、適切な衛生管理に努めてください。
鳥インフルエンザとは
鳥インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる鳥類の感染症のことです。
ニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染すると非常に高い病原性をもたらすものがあり、そのタイプを高病原性鳥インフルエンザと呼んでいます。現在、世界的に養鶏産業の脅威となっているのはこのウイルスです。
鶏肉・鶏卵の安全性について
鶏肉や鶏卵を食べて、人が鳥インフルエンザウイルスに感染することは世界的に報告されていません。
なお、鳥インフルエンザウイルスは加熱すれば感染性がなくなります。万一食品中にウイルスがあったとしても、食品を十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。加熱するときは、食品全体が70度以上になるようにしましょう。鶏肉の場合は、ピンク色の部分がなくなるまで加熱するとよいでしょう。
鶏卵は、国内では、生で食べることを考えて生産されていますが、不安な方や体調の悪い方は、加熱(WHO(世界保健機構)の食中毒防止のための加熱条件:中心部70度、瞬間)することをおすすめします。
鳥が死んでいるのを見つけた場合
飼っている鳥が死んでしまった場合
鳥は生き物ですから、人と同じようにいつかは死んでしまいます。そして、その原因も様々ですから、鳥が死んだからといって直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。鳥インフルエンザにかかった鳥は、次々に死んでいくということが知られていますので、原因が分からないまま、鳥が次々に連続して死んでしまうということがない限り、鳥インフルエンザを心配する必要はありません。
原因が分からないまま、鳥が連続して死んでしまったという場合には、その鳥に素手で触ったり、土に埋めたりせずに、なるべく早く、お近くの獣医師、家畜保健衛生所または保健所にご相談下さい。
野鳥が死んでいるのを見つけた場合
現在国内の複数箇所で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されておりますが、野鳥は、環境の変化や餌がとれないなど、さまざまな原因で死亡します。野鳥が死んでいても、直ちに高病原性鳥インフルエンザを疑う必要はないと考えられます。
特に冬から春先にかけては、寒さや餌の不足から野鳥に限らず多くの野生生物が死ぬことは珍しいことではありません。
現在は日常生活において、手洗いやうがいを心がけていただければ、過度に心配する必要はありません。
また、ハトやカラス、スズメ等の小鳥、多数の野鳥が一度に死んでいる状況や連続して同じ場所で死んでいる状況でなければ、死がいはビニール袋に入れ、きちんと封をして、廃棄物として処理していただいてかまいません。なお、その際は、衛生面の観点から、必ず素手では触らないようにしてください。
ただし、同じ場所(見渡せる範囲程度、3日以内)で、10羽以上死亡している場合は確認を行いますので、下記相談窓口までご連絡願います。
相談窓口
・鶏等の病気に関する相談
南予家畜保健衛生所 : Tel 0894-22-0328
伊方町農林水産課産業振興係 : Tel 0894-38-2651
・死亡した野鳥に関すること
南予地方局八幡浜支局森林林業課 : Tel 0894-22-2031
伊方町産業課農林水産室 : Tel 0894-38-2651
・ペットの飼養と食品に関する相談
八幡浜保健所生活衛生課 : Tel 0894-22-4111
関係リンク集
・環境省ホームページ「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」