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「海ノ民話のまち」に伊方町が認定されました!

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日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施されている「海ノ民話のまちプロジェクト」において、伊方町が「海ノ民話のまち」の一つとして認定されました。

認定にあたり、旧三崎町に伝わる「黄金碆と海賊」、「金の玉を抱いた蛸」のふたつの民話をまとめた「速吸瀬戸の守神」がアニメとして映像化されることになりました。

2020年度は伊方町のほか、岩手県普代村、神奈川県藤沢市、新潟県糸魚川市、富山県魚津市、和歌山県串本町、島根県松江市美保関町の7エリアが認定されています。

伊方町は四国で唯一の認定となります。

「海ノ民話のまちプロジェクト」とは

日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」、「警鐘」、「教訓」を親しみやすいアニメとして映像化し、次の世代を担う子供たちへ「海」を語り継いでいくためのプロジェクトです。
詳しくは、海ノ民話まちプロジェクトHPをご覧ください。

 

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「速吸瀬戸の守神」のあらすじ

速吸瀬戸に棲む生き物はみんな丸々と太り、味が良いから人間たちはその魚を獲ろうと漁に出る。ところが、潮の流れが速く、命を落とすものが後を絶たない。実は、漁師たちを海に沈めるのは、悪い神の仕業だったので、海の神は怒ってその悪神を岩礁に封じ込めた。そして、その岩礁に人々がぶつからないよう、岩のてっぺんを金色に輝かせて目立つようにした。人間達はこの岩を黄金碆(おうごんばえ)と呼ぶようになった。人間が国と国を往来し、交易を行う時代になった。大きな船がこの関を行き交うようになると、大陸から来る宝を積んだ船を海賊達が襲うようになった。欲深い海賊たちは黄金碆の輝く目印をも手に入れようと奪い合った。黄金碆の目印が無くなると、多くの船が黄金碆にぶつかって沈むようになってしまった。
困った神様は、タコの夫婦にこの海域を守ってほしいと頼んだ。そして、海峡の西(豊後)と東(伊予)の底で、それぞれ剣を持ったタコの夫と、玉を持ったタコの妻が、番人のように海峡を守ることになった。おかげで海は平和になった。ある時、佐田岬に潜り、ウニや貝を獲っていた男が、海底で光る物をみつけた。潜ってみると、そこにはタコがいた。タコは、神様に仰せつかって船を守ることになったので、対岸にいる夫に会うことができない、と言って泣いた。これを聞いた男は、人間がタコが持っている玉を神社で祀ると申し出た。佐賀関でも剣を神社に祀ることになった。こうしてタコの夫婦は再び会うことができるようになった。今も速吸瀬戸にいるタコは、このタコの神様たちの子孫だ。だからこの辺りの人々はタコを食べないのだという。

 

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