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「木造男神坐像・木造女神坐像」が町指定文化財になりました!
このたび、令和7年7月22日付けで、以下の文化財を新たに伊方町指定有形文化財(彫刻)として指定しましたのでお知らせいたします。
「木造男神坐像・木造女神坐像」

「木造男神坐像・木造女神坐像」は、伊方町九町にある「八幡神社」が所蔵する神像で、祭神とは別に本殿内部から確認されたものです。
本文化財は、「木造男神坐像」2躯、「木造女神坐像」1躯の計3躯で構成されています。いずれも製作年代は鎌倉時代です。
本町において、製作年代が鎌倉時代にまでさかのぼる彫刻は大変貴重であり、虫損による損傷はあるものの後補もなく制作当初の状態を保っていること、本町の彫刻史・神社史を考える上で重要であることが評価され、今回の指定に至りました。
なお、近隣の八幡浜市保内町宮内にある「三島神社」所蔵の同時代の神像彫刻(県指定「神像五躯」・市指定「神像二躯」)との関連が指摘されています。
木造男神坐像 その1

- 木造(カヤ)
- 一木造
- 一部彩色あり
- 像高:30.4cm(1尺)
木造男神坐像 その2

- 木造(カヤ)
- 一木造
- 一部彩色あり
- 像高:31.9cm(1尺5分)
木造女神坐像

- 木造(カヤ)
- 一木造
- 一部彩色あり
- 像高:29.7cm(9寸8分)