レッドウィング市

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レッドウィング市はアメリカ合衆国の北部にあるミネソタ州の市である。伊方町と同じ種類の原子力発電所を有することから、1995年から市町は姉妹都市提携を結んでおり、ホームステイなどを含む国際交流事業を毎年行っている。

Contents

概要

レッドウィング市は、アメリカ北部のカナダと国境を接するミネソタ州の東部に位置する都市である。

その歴史は古く、数百年来のインディアンの居住区で、300年程前にイギリスやフランスから開拓者、商人、宣教師などがやって来ており、小麦、木材、オイル、石炭、ビール、陶器、造船、家具、レンガ、革製品などの制作で開けた川沿いの町である。市内には、多くの歴史的、建築学的な建造物がある。

人口(2000年)
16,116人
面積
107 km²
主な産業及び名所等
  • ミシシッピ川を中心とした観光、リゾート産業(特に夏場に観光客が多い)
  • カジノ、ゴルフ場、スキー場
  • 靴や陶器の製造業(RWシューズが有名)

名前の由来

「レッド・ウィング」(赤い翼)という名称の由来は古く、インディアンのメワカントン部族が当地を治めていた時代にまでさかのぼる。

この部族を率いていた酋長は、代々白鳥の翼を赤く染めたものを紋章として使っており、その名を「レッド・ウィング」と呼ばれていた。このことから、1800年にこの酋長の名前をとって、「レッドウィング市」と名づけられ、現在に至っている。

四季

リンゴ果樹園、公園その他いたる所にリンゴの花が咲き、町中がその色と香に満たされる。ゴルフ場、テニスコート、ハイキング道、ピクニック場など活気に満ちる。
祭りの季節で、7月のレッドウィング陶器市、8月のリバーシティ・デイズが開かれ、魚釣りやカヌー、水上スキー、ボートなどにリバーサイドは賑わいをみせる。
紅葉と芸術の季節で、カシの木などが紅葉し、野外劇場や芸術祭が開催される。
凍てつく寒さに人々が負けることはなく、冬ならではの地方祭(シャイバー・リバー・デイズ)や、スキーのクロスカントリー競技会なども開催される。

主な公共施設

カジノ (Treasure Island Casino)
プレイリー・アイランドに居住しているインディアンの生活救済策の一つとして、その地域内での賭博の開設を認めたもので、1990年に開設されている。
市民劇場 (T. B. Sheldon Theater)
この劇場は、1904年に建設、471席を有する全米で最初の市営の演劇場である。1987年から88年にかけて、約350万ドルをかけて修復され、現在に至っている。年間を通じて生講演の催し物を提供している。
歴史博物館 (Goodhue County Historical Society)
市街地とミシシッピ川を見下ろす高台に造られたこの博物館には、自然、産業、スポーツやインディアン、移民の歴史など地域の貴重な資料が展示されている。主な展示物は、ダコタの歴史、移民および定住初期のもの、スポーツ、粘土工業、軍事、労働、医学、政府および法律の歴史などがある。又、自然史などのミニチュアを使った展示や、郡内各市町村の歴史などが展示されている。
市営飛行場 (Red Wing Regional Airport)
市内から車で約5分のウィスコンシン州ベイシティにあり、4,000フィート(約1,200 m)の滑走路を持つ小型機専用の飛行場である。
交通機関
市営のバス・サービスは、市内の定期路線と家から家への個別サービスの2通りがある。タクシーは、2台の個人タクシーがある。

原子力発電所

レッドウィング市を流れるミシシッピ川沿いに、ノーザンステーツパワー社(NSP社)のプレイリー・アイランド原子力発電所があり、2機の原子炉が稼働している。この発電所は1973年に運転が開始され、伊方町にある四国電力の伊方発電所とは、1991年1月1日に技術提携の覚書が締結され、運転・保守に関する情報交換が行われるなど友好関係にある。

姉妹都市の経緯

1992年10月全国原子力発電所所在市町村協議会主催の視察団のメンバーとして、町長、議長が渡米した際、四国電力と原子力情報交換に関する覚書を締結しているNSP社(ノーザンステーツ電力)のプレイリー・アイランド原子力発電所を訪問した。この原子力発電所は、レッドウィング市に立地している。

レッドウィング市は、アメリカ北部に位置し、同国の中でも歴史ある町で、風光明媚で非常に平和な地方都市であり、国際交流をするのに最適な町であると町長が感じていた。四国電力を通じ、レッドウィング市に打診したところ、同市は、既にノルウェー、中国と姉妹都市契約を締結して友好親善に努めており、もう1ヵ所希望していた。

1995年5月に、国際交流推進組織となる伊方町国際交流協会を発足し、両都市の住民の相互理解と友情を促進し、相互互恵の原則のもとで経済、教育、文化、科学及び技術に関する交流を行い、両都市の繁栄を促すことを目的とした姉妹都市提携の準備を行った。

1995年8月に、町長はじめ9名の調印団を編成し、レッドウィング市において調印を行い、姉妹縁組が始まった。併せて、海外派遣団10名を初めて派遣し、中学生のホームステイを実施した。現在、中学生のホームステイを中心に、人物・文化といった交流がすすめられている。

合意書抜粋

アメリカ合衆国ミネソタ州レッドウィング市と
日本国愛媛県西宇和郡伊方町との間の
友好関係樹立に関する合意書

  1. アメリカ合衆国ミネソタ州レッドウィング市と日本国西宇和郡伊方町とは両都市間に友好関係を樹立し交流を行うことについて合意する。
  2. ここに合意された友好関係の樹立と交流の目的は、両都市の住民の相互理解と友情を促進し、相互互恵の原則のもとで経済、教育、文化、科学及び技術に関する交流と協力を行い、両都市の繁栄を促することにある。
  3. 両都市間の交流と協力に関する具体的な事業と案件についてはレッドウィング市の姉妹都市委員会と伊方町の国際交流協会によって調整が行われるものとする。
  4. 両者はこの文書に調印することによって、レッドウィング市と伊方町とが特別の友情と相互理解の絆を共有すること、ならびに各々の組織を通じて将来さらに友情と理解を深めることに合意した。
  5. この合意書は、アメリカ合衆国ミネソタ州レッドウィング市に於いて1995年8月8日に双方の自治体の首長により調印がなされ、同日発効するものとする。合意書は日本語および英語を用いて正副二通作成される。
署名
レッドウィング市長 ロメオ・シア
伊方町長 中元清吉

関連項目

外部リンク