平成29年6月 第49回定例会招集あいさつ

　本日ここに、改選後初めてとなります、伊方町議会第49回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中ご出席をいただきまして、提案申し上げます案件につき、ご審議いただきますことに対し、深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
　また、日頃から町政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

　さて、5月3日に開催をいたしました「佐田岬灯台点灯100年祭・第2回はなはな祭り」におきましては、議員の皆様方にもご参加をいただき、誠にありがとうございました。
　佐田岬灯台が初点灯から100年を迎えた祭りとして、数々の催しなどにより、たくさんのご来場をいただきまして、佐田岬半島、そして伊方町を、マスコミ等を通じ県内外にＰＲすることが出来ました。
　今後におきましても「佐田岬灯台点灯100年祭」につきましては、各種イベントを実施いたします。
　これらのイベントを通じて、たくさんの町民の皆様はもとより、多くの観光客の皆様が「訪れるまち」を目指しまして、今後も積極的に観光振興や、まちづくりに取り組んでまいりたいと存じます。

　また「佐田岬はなはな」につきましては、観光交流拠点施設として、これまで以上に定期的なイベントを開催するなど、行政と地域とが一体となった取り組みを進めてまいりたいと存じます。

　さらに、施設の指定管理者であります「佐田岬ツーリズム協会」におきましては、国の財政支援が受けられる「地域おこし協力隊員制度」を活用し、町が協力隊員を雇用した上でツーリズム協会へ派遣し、住所も三崎地区に移しまして、現在、観光振興に取り組んでいるところでございます。

　この「地域おこし協力隊員制度」につきましては、平成27年9月から「観光振興」としまして、ツーリズム協会への派遣で1名、平成29年1月から「移住・定住」としまして、総合政策課に1名の、合計2名を導入しているわけでございますが、本定例会の補正予算に、7名を追加導入する計画の経費を計上いたしております。

　この内訳につきましては、
　産業課の事業として、「農業振興」につきまして、人・農地プランの策定業務など、農業支援策の検討などに3名を、「自然体験学習指導」といたしまして、児童・生徒への自然体験学習指導の実施などに、1名の募集計画としています。
　さらに、教育委員会事務局の事業として、「まちづくり人材育成『公営塾』」につきまして、県立三崎高等学校魅力化事業、及び公営塾の講師・運営などに3名分を、外部専門家招へい事業にあわせまして、予算を計上いたしております。

　これらの「地域おこし協力隊員」の募集はこれからでございますが、全部門への有意な配置完了を目指しまして、今後、隊員が伊方町内に住所を移し、それぞれに活動を行い、将来は移住・定住し、さらに起業するという、この「地域おこし協力隊員」の制度を十分に活用できますように進めてまいりたいと存じます。

　次に、伊方発電所についてでございます。

　3号機につきましては、昨年8月に再稼働をいたしまして、現在、大きなトラブルもなく運転を継続いたしておりますが、引き続き安全運転の徹底と、適切な情報連絡を求めているところでございます。
　また、1号機の廃止措置計画に関しましては、現在、原子力規制委員会におきまして、安全性審査が進められております。町としましても、計画の妥当性については、議会の皆様のご意見をいただいた上で、最終的に判断をいたしたいと考えておりますので、今後とも格別のご理解とご協力、並びに、ご指導を賜りますようお願いを申し上げます。

　さて、今定例会の補正予算につきましては、一般会計のみの提案でございますが、主な事業を申し上げますと

総務費につきまして、瀬戸支所・三崎支所の身のまわり修繕費に、400万円
農林水産業費では、産業振興促進対策事業に、1,815万円
中山間直接支払交付金といたしまして、7,364万4千円
土木費につきましては、道路等維持補修に、1,957万円
消防費は、消防ポンプ格納庫新築事業に、3,679万3千円
さらに、教育費におきましては、三崎公民館解体工事といたしまして、4,361万2千円

以上が、一般会計補正予算の主な事業でございます。

　さらに、今定例会にご提案いたします案件でございますが、

・報告案件　2件
・条例の改正議案　1件
・平成29年度一般会計補正予算　1件
・工事請負契約の変更に関する議案　2件
・工事請負契約の締結に関する議案　1件
・固定資産評価委員の選任に関する議案　3件
・人権擁護委員の推薦に関する議案　1件　　　でございます。

　 いずれも、町政を進める上で非常に重要な案件でございます。
　会期中よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願いを申し上げ、招集の挨拶とさせていただきます。

　どうぞ、よろしくお願いいたします。